News
better business decisions
Posted 1 day ago | 1 minute read
GridBeyond、PORTとともに初の一次調整力運用を開始
電力使用の最適化や分散型エネルギーリソースの管理など、柔軟性を有するエネルギーリソース管理や設備マネジメントを行うGridBeyond(本社:アイルランド・ダブリン、CEO:マイケル・フェラン)と、「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ再エネ導入拡大を推進するポート株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長CEO:春日博文 以下、ポート)は、ともに開発を進めてきた「ポート群馬伊勢崎蓄電所」にて、需給調整市場一次調整力の運用を開始したことを発表しました。
両社、そして同蓄電所で初となる一次調整力運用は、東京電力パワーグリッド管内の周波数変動に対し適切に応動することができました。

■ 日本市場で最も高速かつ高収益な調整力サービスへの参入
需給調整市場における一次調整力は、毎秒変動する周波数偏差に対し即座に補正・応動する必要があるため、オフライン制御の場合はわずか30秒以内の応答性能が求められる、国内で最も厳格かつ高収益な調整力商品です。
GridBeyondは、今回の一次調整力運用に成功したことで、国内で一次調整力を提供可能な数少ないアグリゲーターの一社となり、国内市場における技術的優位性と運用信頼性を実証しました。
■ 各社代表コメント
ポート株式会社 代表取締役社長CEO 春日博文氏
「当社は、分散型電源の普及と脱炭素化を推進する中で、蓄電池の可能性を最大限に引き出すことを目指しています。今回の応答の速い一次調整力での成功は、日本の電力系統の安定化とエネルギーの地産地消に大きく貢献するものです。GridBeyondの高度なAI技術と専門知識は今回の成果を実現する上で欠かせないものであり、今後のさらなる連携に大きな期待を寄せています。」
GridBeyond合同会社 マネージングディレクター 伊藤篤氏
「今回の一次調整力運用開始は、GridBeyondにとって日本での大きなブレークスルーです。同商品の厳格な運用要件を満たしつつ、リアルタイムの周波数変動に対し適正な応動を実現できたことは、当社のAIプラットフォームや技術力を証明する重要なマイルストーンです。
ポート様のご協力に感謝いたしますとともに、今後も日本のパートナー企業様とともに、蓄電池の価値を最大化し、電力市場のさらなる発展に貢献してまいります。」
■ 今回の成果の意義
本プロジェクトは、GridBeyondのエンジニアリング、開発、規制、エネルギートレーディングなど、多岐にわたる部門の連携によって実現しました。
一次調整力への対応には、秒単位での周波数応答制御・双方向通信・高精度データ分析が求められます。今回は、こういった厳しい技術要件を満たした上での成功であり、日本の電力市場における蓄電池アグリゲーターとしての重要なマイルストーンとなりました。
■ 今後の展望
GridBeyondとポートは、今後も需給調整市場への参入を拡大し、国内の再エネ導入拡大と系統安定化へ貢献してまいります。
またGridBeyondは、今回の成果を基盤としながら、蓄電池やコジェネ、EV関連設備など、多岐にわたる柔軟性を有したエネルギーリソースを管理し、AIプラットフォームによるエネルギーマネジメントの高度化と拡大を推進してまいります。
PORTについて
ポート株式会社は、「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、企業の経営課題である成約活動に対して、高い成約力とマルチチャネルマーケティング力で、当社が集客から成約までの KPI を背負うことで、掛け捨てリスクをゼロにし、成約時に報酬が発生する成果報酬型モデルとなる成約支援事業を展開しています。現在は、エネルギー領域・人材領域を主力事業に高い業績成長を続けています。 エネルギー領域では、電力・ガス事業者の成約支援や業務支援サービスを提供しており、電力事業者向けの支援においては、電気の新規契約獲得(成約支援)だけでなく、電気開通までの業務支援(開通支援)も行っており一気通貫型での成約支援サービスを提供しています。総成約件数は年間 90 万件以上で国内最大規模の成約支援事業者となっています。
https://www.theport.jp/