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Posted 3 years ago | 1 minute read

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アイルランド系電力テクノロジー企業GridBeyond社とアイルランド首相が会談大口産業需要家向けに人工知能を駆使したインテリジェント・デマンド・レスポンスを日本で展開

GridBeyond(本社:アイルランド・ダブリン、CEO:マイケル・フェラン)代表の天内俊介は、2022年7月20日(水)に予定しておりますアイルランドのミホル・マーティン首相の来日時、世界的なエネルギー危機や再生可能エネルギー導入が進む将来において、国際連系線のない島国である日本のエネルギー市場で発生するであろう電力システムに対する課題とその対処方法などを議題とした会談を行います。

現在、日本のエネルギー市場はよりダイナミックで複雑になりつつあります。その結果、あらゆる電源ポテンシャルを活用、電力インフラの強靱化に貢献できるという大きなビジネスチャンスが生まれていることを背景に、今回の訪問でマーティン首相は、岸田文雄首相との会談も予定しています。本会談では、両国の協力関係の強化と経済関係のさらなる発展を目指すため、岸田首相と島国であるという特殊な環境のエネルギー市場における課題と機会についても話し合われる予定です。

日本のエネルギーシステムは、再生可能エネルギーの増加や電力市場の改革により変貌を遂げつつあります。その結果、再生可能エネルギーの不安定な出力を最大限に取り込みながら需給バランスを保つために不可欠な調整力となる電源リソースの必要性が高まっています。また、日本は現在、世界の多くの市場と同様、特に首都圏での電力需給が極端に逼迫しています。そのため、政府は家庭と企業に節電を要請しています。需要側が柔軟に対応するデマンドレスポンスが日本においても注目を浴びつつありますが、アイルランドやイギリスではすでに広く普及しています。適切な技術を導入すれば、一般家庭や産業需要家は収益を上げ、大幅なコスト削減を実現することが可能です。

再生可能エネルギーに関するGridBeyondのソリューション
GridBeyondは、エネルギー最適化と分散、および柔軟性を有するエネルギー資源のアグリゲーションを行う業界の技術的リーダーです。人工知能とデータサイエンスを駆使したGridBeyondのソリューションは、企業のエネルギー需要を分析し、資産(設備機器)でのエネルギー戦略を最適化します。そして、発電、蓄電、スケジューリング、産業用負荷を活用する企業の能力を最大限に引き出し、グリッドサービス、需給調整市場、卸電力市場への参入を可能にします。また、ソルバー(最適化ソフトウエア)、市場アクセス、自動取引をプラットフォーム化、グリッドビヨンドは、産業用や大口業務用需要家、EVフリートオペレーター、発電事業者、エネルギー貯蔵事業者の収益と節約を最大化することを可能にします。

昨年当社は、日本市場での活動を開始し、日本の電力市場向けの柔軟なソリューションを展開するため、千代田化工建設(本社:神奈川県横浜市、代表取締役会長兼社長:榊田 雅和)と契約を締結しました。本年中にグリッドビヨンド単体での日本法人の設立を予定しており、日本への強いコミットメントを表明しています。

今後の日本での活動内容に関しまして、GridBeyondの経験と技術的専門知識は、各業界のエネルギー最適化に利用できる資産(例:冷蔵倉庫部門の冷凍機、骨材/セメント部門の粉砕機、その他特定の業界に存在する特有の資産)の価値を見出すことができると考えております。国際市場(英国、アイルランド、米国、オーストラリアなど)での経験と能力を活かし、GridBeyondは、容量市場、需給調整市場、卸電力市場への参加だけでなく、将来日本においても導入されるであろう様々な電力系統向けサービスから収益を上げることを可能にします。そして、日本の需給調整市場における一次調整力への参加を可能にする、将来性のあるソリューションを提供し、各企業にとってより信頼性の高いサービスを提供します。

GridBeyondのCEO マイケル・フェラン氏のコメント
GridBeyondのCEO マイケル・フェラン氏は持続可能性を意識する日本で今後需要が高まるであろうデマンド・レスポンスについて以下のようにコメントしています。

「日本は、2050年までにカーボンニュートラルになることを目指しており、持続可能性を強く意識しています。再生可能エネルギー、エネルギー貯蔵、分散型太陽光発電、EVモビリティがエネルギー環境において存在感を増すにつれ、デマンドサイドレスポンスのようなサービスは、電力供給と需要のバランスを取り、回復力を高め、エネルギーミックスへの再生可能エネルギーのさらなる統合を可能にするために企業や送電網をサポートすることが重要になります。」

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